スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| スポンサードリンク | - | - | - |
napsterで聴くロック名盤シリーズ 3
というわけで久々のこのシリーズ。

たまたま、napsterをちょこちょこ検索&お勧めアーティスト紹介等を見ていたらこちらを発見。

B000YY67G8リージ・アンド・リーフ+2フェアポート・コンヴェンション USMジャパン 2008-01-23by G-Tools


フェアポート・コンヴェンションの名前は知っていましたが、残念ながら今まで音源に触れる機会がありませんでした。(このバンドのギタリストでソロアーティストとしても活躍しているリチャード・トンプソンの楽曲は聴いたことはあったんですけど。)
検索でいろいろ調べてみたら、彼らの最高傑作の誉れ高いアルバムとのことでした。ほんと、これで自称「ロック馬鹿」って言えるんでしょうかね。何も知らなくてすみません。

ということで、早速聴いてみたんですが、う〜ん、流石にすばらしい!
ボーカルがサンディ・デニーという女性なんですが、彼女の声質が私のストラークゾーンにドンズバです。ブリティッシュフォークのテイストにロック、ブルースの要素を融合したおおらかな曲想ながら、演奏の方は濃密な緊張感に満ちていて、荘厳ささえ感じさせるほどです。
そんなわけで、一聴すると癒し系っぽいんですが、実は全然違います。
ためしにカーステでも流してみましたが、やはりそういうシチュエーションで聴くサウンドではないですね〜。
あくまでも、自宅でスピーカーと対峙して、どっぷりつかって聴くべきアルバムかと思います。

個人的にはなんといってもオープニングを飾る"Come All Ye"が気に入りました。
楽曲の疾走感、サンディの凜としたボーカル、鼻の奥がつ〜んとしてくるような哀愁に満ちたサビメロと文句の付けようのない名曲です。

"Fairport Convention - Come All Ye (Audio) "


そんでもってこのバンド、現存しております。
ボーカルのサンディ、リチャード・トンプソンは脱退しておりますが、今もこのアルバム発表当時のメンバーで時折リユニオンライブもやっているようです。(You Tubeにもその模様がいくつかアップされてます。)

Fairport Convention's official website

人気blogランキング←"cloudy-coco-landロックな毎日 お気に入りのロック、ジャズを紹介するブログ "を最後まで読んでいただきありがとうございます!



Top
| cloudy-coco | folk | comments(2) | trackbacks(0) |
カフェで出会った素敵なもの
さてさて、本日は職場の近くにあるカフェにぶらっといってきました。
以前、職場でお世話になっている先輩他数名でランチを食べに行ったのが最初だったんですが、本日は単独行動。
店に入るとお客さんが誰もいなくて(!)、ちょっとびっくり。(ほどなくたてつづけに女性客の方が来店されましたが)
カウンター奥の席に座り、ブレンドを注文して店内をぐるっと見回してみます。

前来たときは団体(といっても4人ですが)で来たので店内をゆっくりみる時間がなかったんですが、やれるところは自分たちでやりました的な内装にまず親近感。
カウンターテーブルもどこからか探してきた板(?)をリサイクルして使ってますし、椅子も不揃い。(でもいい椅子使ってました。)オフホワイトの壁も自分たちで塗ったのかどうかわかりませんが、いい味だしてます。(狙い?)
そしていたるところに置いてある本。私はカウンターのはじに陣取ったんですが、壁にもたれるように並んだ本が「手にとって」と誘います。
そんな中から私が手に取ったのが、
4104350036住宅読本中村 好文 新潮社 2004-06-23by G-Tools

建築家中村好文氏が12の切り口から住宅について語りかけます。
ワンルームという章で、立原道造が設計した「ヒアシンスハウス」の模型が出てくるんですが、これを見た瞬間涙腺が一気に緩んできました。
シンプルかつミニマムな家なんですが、優れた意匠は人の感情を揺さぶるに十分な力を持っているんですね。
それと、事務所で当番を決め手食事を作る様子(中村氏本人が腕を振ってます)が載ってるんですが、料理をみんなでつつく様が「チーム」的というより「家族」的な雰囲気ぷんぷんでうらやましくなりました。(この本はほんとお勧めです。)

そしてなんといってもカフェに欠かせないものといえば、やはり私にとっては音楽。
これが店の雰囲気にマッチしていないとまったく落ち着けないんですが、流れていた音楽がまた実によかったんですよ。
小型スピーカーから流れるサウンドはけっしてクリアではありませんでしたが、ほんわかした店内の空気に見事に調和してました。音が壁にしみこんでいくような感じといったらいいんでしょうか、ボーカルもキンキンしたところが一切なくて不思議な音空間になってました。これって逆にすごいかも。

帰りに思い切ってお店の方(ご夫婦?)に流れていた曲について尋ねてみました。
B000B5S826LookafteringVashti Bunyan Fatcat 2005-10-25by G-Tools

伝説のシンガー・ソングライター、ヴァシュティ・バニヤンがデビューアルバム以来、実に35年ぶりに発表した作品・・・がそれでした。このアルバムのことは先日ネットで見ていたんで知っていたんですが、聴いたのは本日がはじめて。(この方、今年の2月に来日もはたしていたようです。)
いわゆる「ブリティッシュ・フォーク」の流れなんでしょうが、歌声がなんとも朴訥としていていい感じです。
店にはこのアルバムと幻のデビューアルバムの両方のCDがおいてあり、店の方が、アーティスト名とアルバムタイトルをわざわざ紙に書いて渡してくれました。(ありがとうございました。)

ちょっといい気分で店をあとにしましたが、店を出た瞬間、自分の周りをとりまく空気が一気に駆け足をはじめました。
店内は確実にゆるやかな時間が流れていたことを実感せずにはいられない瞬間・・・でした。思わず、衝動的に店に戻りたくなりましたが、なんとか気持ちを落ち着かせて職場に向かって歩をすすめました。
ゆるりとした時間を求めて、また、足を運ぶことになりそうです。

"Glow Worms"


PS:書いてからしばらくして気がつきましたが、今回が300個めの記事でした。
こんなに続くなんてはじめた当初は考えもしませんでしたが、ひとえに読んでくださる皆様方のおかげです。
これからもよろしくお願いします。
| cloudy-coco | folk | comments(2) | - |